※上記画像はイメージです。
(2022年9月14日に更新しました)
私は20代会社員の投資家、「株主」です。
(twitterアカウント:@kabunushiyoutub)
twitterでは日々、株式投資の情報を発信していますが、
こちらのブログで一つ一つの株について詳しく解説していきたいと思います。
今回は第13弾ということで、最近株価の上下が少しずつ激しくなっている銘柄、
日本航空をご紹介します。
日本航空株式会社とはどんな会社?
日本航空株式会社は、1953年に設立された、航空会社です。
航空業界の中で、売上高のランキングは全日空(ANA)に続き2位につけています。
事業に関しては、メインの航空運送事業とその他に大きく分かれます。
●航空運送事業
国内、国際航空運送事業(旅客、貨物)を営んでおり、
連結子会社7社と関連会社1社にて航空運送事業を行っています。
↓連結子会社、関連会社一覧
ジェイエア/日本エアコミューター/北海道エアシステム/日本トランスオーシャン航空
/琉球エアーコミューター/ZIPAIR Tokyo/スプリング・ジャパン/ジェットスター・ジャパン
2020年度の事業別売り上げ比率を見てみると、
・国際線:5.8%
・国内線:36.2%
・貨物、郵便:26.8%
と国内線と貨物・郵便のシェアが大きいことがわかります。
(2020年度なので、コロナの影響で国際線がほぼストップしていた影響もあるかと思います。)
●その他
その他で括ってしまいましたが、様々な事業を展開しています。
・パッケージ旅行の販売
・クレジットカード事業
・農業事業
・ビジネスジェット事業
・無人航空機オペレーター養成事業
↓参考元
ただ、2020年以降のコロナウイルスの影響により、
ビジネス利用はもちろん、旅行需要も激減し、苦しい経営を強いられてきました。
CAが別業態の仕事へ移ったニュースをご覧になった人も多いかと思います。
今後の日本航空の業績はどうなっていくのか、株価はどうなるのか気になるところです。
では、日本航空の詳細を見ていきましょう。

日本航空の業績は?
2018年度の業績から、2022年度の業績予想までまとめた表が下になります。
赤く塗りつぶした箇所は過去最高の業績になります。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 | 1株当たり年間配当 |
2018年度 | 1,487,261 | 176,160 | 165,360 | 150,807 | 110 |
2019年度 | 1,385,914 | 100,632 | 88,149 | 48,057 | 55 |
2020年度 | 481,225 | -390,414 | -404,078 | -286,693 | 0 |
2021年度 | 682,713 | -234,767 | -246,617 | -177,551 | 0 |
2022年度(予想) | 1,390,000 | ———- | ———- | 45,000 | ———- |
↓参考

2020年度と2021年度は非常に苦しい業績となりました。
2021年はGO TOキャンペーン等などの需要喚起施策がありましたが、
それでも赤字が継続してしまいました。
ただ、2022年度は渡航制限や入国制限の緩和により業績の回復が見込め、
2019年度並みの売上高や最終利益が見込めるとのことです。
さらに、現在は近年稀に見る円安の影響で、外国人観光客の増加が見込めます。
コロナウイルスの流行が始まった2020年4月のドル円レートは、
1ドル=108円前後でした。
現在は143円なので、ドルの価値が約30%増加している計算になりますので、
日本での買い物が非常に安く感じられることでしょう。
一方、現在の状態でも、日本は世界的に見ればまだ入国制限の厳しく、
どの国からの渡航でも入国時にビザが必要となっています。
ですが、これからさらに緩和されれば今まで我慢していた日本への渡航が一気に押し寄せ、
需要が高まるでしょう。
続いて株価を見ていきましょう。

日本航空の株価・配当は?
2022年9月14日時点の日本航空の株価は、1株当たり2,650円です。
基本的には100株単位で購入するので、購入するにあたる準備額は、
2,650円×100株=265,000円になります。
配当は0円なので、100株購入しても得られる配当金は0円です。
なので利回りも0%となります。
続いて株価のチャートを見てみましょう。
(ストチャminiより)
↓9月1日投稿時点の記事
日足のチャートを見ると、7月中旬を底値に8月末まで順調に上げています。
中期的に見れば、レンジの上値が2,600円前後なのであと少しで天井にぶつかりますが、
コロナ前の株価は3,000円〜4,500円のレンジとなっていました。
このまま業績を回復し続けていくのであれば、2,600円を突き抜けて上に行く可能性があります。
現在は2,600円を突破し、次の目標の3,000円に向かって欲しいところですが、
短期間で大幅に上げていますので、強烈な売りが入る可能性もあります。
少しの期間、調整が入ってもおかしくない状況でしょう。
ただ、円安状況と今後の渡航環境を見ると需要回復していくのは間違いないので、
長期的に見れば、少しずつ3,000円、4,500円に向かっていくでしょう。
今後の動向に注目したいところです。
続いて株主優待について見ていきましょう。

日本航空の株主優待は?
注目の株主優待制度ですが、日本航空は株主優待制度を設けております。
優待内容は以下の通りです。
①株主優待券
日本航空(株)、日本トランスオーシャン航空(株)、琉球エアーコミューター(株)各社の
国内線全路線を対象に、割引券1枚でご搭乗日に適用となる
普通席大人普通運賃(小児の場合は普通席小児普通運賃)1名様分の片道1区間を、
50%割引でご利用いただけます。
保有株式数 | 3月末に権利獲得 | 9月末に権利獲得 |
100株以上 | 1枚 | |
200株以上 | 1枚 | 1枚 |
300株以上 | 2枚 | 1枚 |
400株以上 | 2枚 | 2枚 |
500株以上 | 3枚 | 2枚 |
600株以上 | 3枚 | 3枚 |
700株以上 | 4枚 | 3枚 |
800株以上 | 4枚 | 4枚 |
900株以上 | 5枚 | 4枚 |
1,000株以上 | 5枚 | 5枚 |
1,100株以上 | 5枚 +1,000株超過分500株ごとに1枚 | 同左 |
100,000株以上 | 103枚 +100,000株超過分1,000株ごとに1枚 | 同左 |
上記に加え、3年(7基準日)連続で同一株主番号でご所有の株主様には、
以下の基準により、追加で株主割引券を発行いたします。
300株以上:各7基準日目に 1枚
1,000株以上:各7基準日目に 2枚
10,000株以上:各7基準日目に 3枚
②旅行商品割引券
JALパックツアー商品とJMBツアー商品が、正規旅行代金からそれぞれ7%割引、5%割引、
ダイナミックパッケージが正規旅行代金から2%割引でご利用いただけます。
100株以上:海外旅行商品割引券2枚、国内旅行商品割引券2枚(年1回発行)
200株以上:海外旅行商品割引券2枚、国内旅行商品割引券2枚(年2回発行)
↓参考元
優待を使えば、お得に旅行が出来ちゃいます!
全路線適用可能なのも嬉しいですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は日本航空の株について解説していきました。
今後他の株も解説していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
株主(twitterアカウント:@kabunushiyoutub)


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