※上記画像はイメージです。
私は20代会社員の投資家、「株主」です。
(twitterアカウント:@kabunushiyoutub)
twitterでは日々、株式投資の情報を発信していますが、
こちらのブログで一つ一つの株について詳しく解説していきたいと思います。
今回は第26弾ということで、様々な商品の素材を製造している繊維銘柄、
東レをご紹介します。
東レ株式会社とはどんな会社?
東レ株式会社は、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や、
情報関連素材を取り扱う化学企業です。
大きく分けて5つの事業を展開しています。
●繊維事業

繊維事業では、ナイロン、ポリエステル、アクリルの3大合成繊維すべてを展開しています。原糸・原綿、テキスタイル、縫製品などの衣料用から、エアバッグ・シートベルト、火力発電用バグフィルターなど各種の産業資材用途まで、幅広い分野で事業をグローバルに拡大しています。
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/company/business.html
創業以来続いている繊維事業は、ナイロン、ポリエステル、アクリルの3大合成繊維をベースに、様々な形態で衣料を始め産業、生活資材等、幅広い用途で使用されています。
有名なところでは、ユニクロのヒートテックやエアリズム、ウルトラライトダウンなどの商品に使用されているとのことです。ユニクロの売上が上がるほど、東レの業績も連動して上がることが予想されます。
●機能化成品事業

機能化成品事業では、樹脂・フィルム・ケミカル製品・電子情報材料の4つの事業分野で多様な素材を展開しています。ポリエステルフィルムや特殊有機溶剤の世界ナンバーワンメーカーとして高い国際的競争力を誇り、また、非石化原料由来の樹脂や次世代電池部材フィルムなど環境対応にも力を入れています。
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/company/business.html
機化成品分野では、自動車、情報通信・エレクトロニクス、環境・エネルギー分野まで、幅広い用途で貢献しています。
この分野では、樹脂やケミカル製品、動物薬、フィルム、電子情報材料を供給しています。特に樹脂事業では、特に自動車部品・部材への貢献は東レ樹脂事業の強みであり、東レグループ全体の自動車向け素材の約5割を樹脂事業が担っています。
●炭素繊維複合材料事業

炭素繊維の世界ナンバーワンメーカーとして、航空機や自動車の構造材料・部品から圧力容器・風力発電の風車・建築補強材料などの産業用途、スポーツグッズ向けまで様々な分野で高い評価を得ています。 また、航空機や自動車の軽量化による大きな省エネ効果が期待されることから、地球温暖化問題解決に貢献する素材として注目されています。
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/company/business.html
世界最大のシェアを誇るPAN系炭素繊維を中心に、航空機・自動車・一般産業。スポーツ要素等、幅広い分野で展開をしています。
●環境・エンジニアリング事業

水処理膜をフルラインナップで展開する東レの水処理事業は、水不足の深刻化が予測される21世紀の水需要に対し、 世界トップレベルの技術力を有する逆浸透膜(RO膜)などの水処理の技術で、水資源の確保に貢献していきます。
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/company/business.html
ここでは水処理膜技術と、人々の生活環境の質的向上と健康・生活美化に貢献する製品を提供しています。
水処理膜は、かん水処理、海水処理、廃水再利用などに使用されます。
他にも家庭の蛇口につける浄水器のトレビーノ、東レの超極細繊維を使ったクリーニングクロスのトレシー、空気清浄機やエアコン、掃除機、花粉症マスク等のエアフィルターを製造しています。
●ライフサイエンス・その他

ライフサイエンス事業の主力は、医薬事業、人工腎臓やコンタクトレンズなどの医療材事業および超高感度DNAチップなどのバイオツール事業です。また、分析・調査・研究支援等のサービス事業も行っています。
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/company/business.html
コンタクトレンズや、高感度DNAチップの3D-Gene(DNAチップ)がこちらに該当します。
↓参考元
そんな東レの詳細を見ていきましょう。
東レの業績は?
2018年度の業績から、2022年度の業績予想までまとめた表が下になります。
赤く塗りつぶした箇所は過去最高の業績になります。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 | 1株当たり年間配当 |
2018年度 | 2,388,848 | 141,469 | 134,518 | 79,373 | 16 |
2019年度 | 2,091,166 | 114,700 | 123,304 | 84,230 | 16 |
2020年度 | 1,883,600 | 55,879 | 65,566 | 45,794 | 9 |
2021年度 | 2,228,523 | 100,565 | 120,315 | 84,235 | 16 |
2022年度(予想) | 2,625,000 | ——– | ——– | 100,000 | 18 |
2020年度のコロナ禍では売上高や利益が落ち込んだものの、
2021年度では2019年度並みにV字回復をしています。
2022年度では、売上高や最終利益で前年を超える予想となっています。
配当についても16円→18円と増配の見込みです。
上記で紹介した複数の事業の中でも、「繊維」と「機能化成品」の項目が売上の過半数以上を占めているので、これらの事業に関するニュースは見逃さないようにしましょう。
↓参考

続いて株価を見ていきましょう。
東レの株価・配当は?
2022年10月10日時点の東レの株価は、
1株当たり746.3円です。
基本的には100株単位で購入するので、購入するにあたる準備額は、
746.3円×100株=74,630円になります。
約7万円支払って100株購入すると、
年間に1,600円の配当金が入ってきます。
(1株当たり配当16円×100株=1,600円)
実際に振り込まれる時は、20%の税金を引かれた状態で振り込まれるので、
1,280円が手元に入ります。
利回りを計算すると、1,280円÷74,630円→約1.7%の利回りです。
続いて株価のチャートを見ていきましょう。
日足で見ると、700~800円のレンジの中を上下しているように見えます。
また、週足、月足でみても、同じように700~800円のレンジの中にあるので、
株価としては非常に安定している部類に入るでしょう。
2020年にはコロナショックで一度株価が300円台に急落しましたが、
その後に持ち直しているので、やはりこの価格帯が適正と言えるでしょう。
今後、このレンジから下に大きく下がるようなことがあるならば、
買い場のタイミングになる可能性があります。
下げた要因を考え、また以前の価格帯に戻る見込みが立てられたら、
購入を検討してみても良いでしょう。
続いて株主優待を見ていきましょう。
東レの株主優待は?
東レは株主優待制度を設けておりません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は東レの株について解説していきました。
今後他の株も解説していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
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